FC2ブログ
プロフィール

ひろゑ

Author:ひろゑ
都内在住。
2011年9月より龍笛の稽古に
通いはじめました。

社寺を訪れたり、
草木などの自然を眺めることを
好みます。

カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
-

Trackback

Trackback URL

71

【2011.12.18 飛鳥 その三】 

ここまででいくつ飛鳥の石造物を見てきたでしょうか。
いずれも殆どが製造時期不明で、謎に包まれたものばかり。
そんな中でも群を抜いて不思議な形状だと思ったのがこちら。

CIMG8451_small.jpg

酒船石(さかふねいし)。平らに加工された花崗岩の表面に、
不思議な彫刻がほどこされています。
一昔前に騒がれたミステリーサークルのようではありませんか。
酒造りに使用したという言い伝えがありこの名で呼ばれているそうですが、
定かではありません。この石の近くでは水を引く土管や石棺も
発掘されているので、水を引いていた可能性は高いようです。

CIMG8454_small.jpg

続いて、亀形石造物と小判形石造物。
2000年に発掘されました。鴨媛さんは発掘前にこの辺りを訪れ、
足元から何か出てきたりしてね~と冗談を言ったそう。
まさにその足元付近から出土したというから、ただ者ではありません。
酒船石から約75mのところにあり、酒船石との関わりが推測されたらしい
のですが、このすぐ横から湧水施設が発見されたため
別の遺構であることが分かりました。
小判型から亀形に流れる水の穴は小判形の底下から8cmほど上にあって、
不純物を沈殿させ綺麗な水が流れるように工夫されているそうです。
太古の昔にそのような高度な技術が用いられていたとは、
よほどの人物が指示して作らせたのでしょう。
「土木工事大好き」とされる斉明天皇が作らせたもの
と言われているとのこと。先程少し調べてみました。
この方は多武峰の頂上や吉野に宮を作らせたり、
香具山から石上山まで運河を掘らせる大工事を起こさせたりし、
そのために動員された民衆からはかなりの不満をかっていたとか。
道教を信仰していたとも言われ、道教的な施設を作りたかったのではという説もあります。

さて、飛鳥の最終目的地、飛鳥寺に到着しました。
596年に蘇我馬子が発願し創建された、日本最古のお寺です。
現在は江戸時代に再建した講堂を残すのみになっていますが、
最盛期は東西200m、南北300m、
金堂と回廊がめぐらされた大寺院であったと言われています。
境内に入るなり鴨媛さんは売店へ。
なになに?とついて行くと、「コレが美味しいのよ~」
と手に持っているのは飲むヨーグルト。
え、お寺でヨーグルトですか?
…飛鳥は1300年前に牛乳が伝わった地であり、
現在は特産物として乳製品に力を入れているそうです。
お昼に食べた飛鳥鍋もそのひとつ。
ヨーグルトは濃厚な風味と、くどくない甘み。
体にも良さそうです。お寺でヨーグルト一気飲みの図は愉快でした。

CIMG8464_small.jpg

こちらの釈迦如来、通称飛鳥大仏にぜひお会いしたかった。
境内は撮影自由であり、仏像の撮影も許可されています。

CIMG8466_small.jpg
飛鳥大仏(釈迦如来)

飛鳥大仏は606年(東大寺の大仏より150年も前)に推古天皇が
中国より渡来した仏師に造らせました。
安置されていた金堂は二度の火災に遭い、
一時期は雨ざらしにされていたとか。
そのため大きく破損してしまい頭と指しかない状態でしたが、
後の発掘で様々な部分が見つかり、修復された姿なのだとか。
(顔の一部と指の一部だけが創建当初ものとされる)
よく見るとお顔につぎはぎがあります。
高さは約2.7m、法隆寺の釈迦三尊にも見られる
アルカイックスマイルが特徴的です。
また、手指の縵網相(まんもうそう)=水かき
がはっきりと確認できます。衆生を残らずすくい取る仏の手です。

CIMG8472_small.jpg
CIMG8468_small.jpg

今回の飛鳥散策はここまで。
飛鳥に行って思ったことは、やっぱり多少の予習は必要ということ。
今回はまほろばソムリエ鴨媛さんという心強いパートナーが居たからこそ、
自分が目にしている景色や物の背景が分かり、
昔を想像し、楽しむことが出来ました。
もしも一人で訪れていたら?ただの石、ただの林に見えていたかも知れません。

CIMG8462_small.jpg

途中道が分からなくなり、
次回同じ場所に行こうとしても行き方が分からないような
場所に出たりしました。そこの景色がまた絶景で!
歩き旅の醍醐味を味わうことが出来ました。
鴨媛さん、また一緒に旅をしましょうね。
0

Comment

Comment Form

Comment Form
0

Trackback

Trackback URL

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。